現在、耐震技術の研究は格段にアップし、選択肢の幅も広がっています。正建アーキスタでは、耐震の答えは一つではないと考えています。「古い住宅だから建て替えなければいけない」と言っても予算や様々な事情により、建て替えられない場合も多々あります。家具の転倒防止のようにできるところから始める地震対策から、壁や柱を補強する大幅な耐震工事まで。その答えはお客様と一緒に導き出すものだと考えています。
まずはご相談から、耐震補強を考えてみませんか?
「地震が不安で」とご相談を受けたのは、昔ながらの木造住宅にお住まいの方。まずは木造なりの構造計算をしてみたところ、壁量が足りず構造のバランスが悪いことが判明しました。そこで、筋交いを入れた壁を建物の四隅に造るご提案をしたところ、大幅な工事は高齢のため難しいとのこと。そこで、瓦屋根を除去。屋根の重さを軽くし家が瓦に押しつぶされることを防ぐ工事を行いました。工事期間は2日。もちろんパーフェクトな耐震補強ではありませんが、できる範囲での耐震対策としては施主様の負担も軽く予算も抑えた内容になりました。
瓦屋根で家がつぶれる事例は、阪神大震災のときに多々見られました。今回使用したのはカラーベストという瓦の1/3程度の重さの素材です。瓦よりも耐久年数が短いため(瓦は50年〜70年の耐久年数があると言われています)メンテナンス費用が必要になりますが、瓦で家がつぶれる、瓦が落ちてくるという心配はなくなります。
「地震が不安で」とご相談を受けたのは、昔ながらの木造住宅にお住まいの方。まずは木造なりの構造計算をしてみたところ、壁量が足りず構造のバランスが悪いことが判明しました。そこで、筋交いを入れた壁を建物の四隅に造るご提案をしたところ、大幅な工事は高齢のため難しいとのこと。そこで、瓦屋根を除去。屋根の重さを軽くし家が瓦に押しつぶされることを防ぐ工事を行いました。工事期間は2日。もちろんパーフェクトな耐震補強ではありませんが、できる範囲での耐震対策としては施主様の負担も軽く予算も抑えた内容になりました。
基礎と土台、柱の緊結が弱いと、地震の際に、家が土台からずれてしまう、柱が土台から抜けてしまうなどの現象が起こる可能性があります。緊結は建築時に行うものですが、外壁面から補強する素材がでてきたため建築後の住宅への耐震補強が可能になりました。
昭和56年(1981年)に、建築基準法が改正され新耐震基準と言われる法令が施行されました。そのため、昭和56年以前のビルは、鉄筋やコンクリートの品質が現在よりも悪く、床の中央がたわむ、長期間の過重による梁の曲がりなどの現象が見られる場合があります。正建アーキスタでは、優れた強度と軽さを兼ね備えた"炭素繊維"を使った耐震補強を行っております。薄いシート状の炭素繊維を張り付ける補強・補修工事は、工期が短くビルの営業を止めずに工事することも可能です。
炭素繊維による補強・補修は、ビルを始め、鉄塔や橋、地下水路、歴史的建造物などの補強にも用いられています。