鉄骨造+RC造 3階建 [東京・葛飾区]
1、2階は医院、3階は寝泊まりできるスペースになっています。RC造のような重厚な外観ですが、ベースは鉄骨造。バルコニーや外階段はRC造を取り入れた「混構造」になっています。立方体が組み合わさったようなスクエアなデザインに、手すりの曲線で柔らかさをプラスしています。
重量のある機械を使用するレントゲン室は2階にあるため、コンクリートの床を厚く造り、強度を出しています。
2階と3階をひと続きにつなぐ大きな窓は「カーテンウォール」と呼ばれる、ガラスとアルミでできた壁です。高層建築の重量を下げるために用いられることの多いカーテンウォールを、小規模な建築に使った斬新な例です。この医院では、カーテンウォールが建物の雰囲気のポイントになるとともに、柱がない開放的な窓を実現しました。