「建築士事務所です」「工務店です」と言い切れればかんたんなのですが、建築士事務所の仕事である設計も、工務店の仕事である施工管理もわたしたちの仕事の一部なのです。マンションを設計することもあれば、照明のスイッチパネルを1枚交換する、という小さな仕事もありました。
建築士として設計から担当したり、建築士やデザイナーと組んで施工管理をしたり、ひとつひとつの仕事で担当する範囲も内容もまったく異なります。どうしてなのでしょうか?
長い年月、様々な仕事をお引き受けしてきましたがきっかけのほとんどは、ご紹介によるものでした。
ご紹介を受けて建築したものを気に入っていただき、また別の方を紹介してくださることもしばしばです。そのようにして関係性を深め、長年のお得意様になってくださる方もたくさんいらっしゃいます。
「新築で建てた家が老朽化してリフォームしたい」「住居を含むマンションに建て替えたい」。そんな時に、設計のみを担当する会社や施工管理のみの会社ではお得意様のご要望に応えられないことがあります。また、建築の流行も変わるため、「高気密高断熱の家から、木材を多用し自然な換気システムを備えた家に建て替えたい」という場合も、専門性の高い会社では対応できないことがあります。どんな体型の人にもぴったりとフィットする低反発のクッションのようにお客様の思い描くご要望にお応えできること。それが、わたしたちの会社が目指すものです。
しかし、10名に満たないスタッフ全員が1級建築士か1級施工管理技士という国家資格を持っています。とは言え、より良い結果を生むと判断すれば、社内でできるものでも外部の建築家やデザイナーに頼むこともあります。
建築家やデザイナーと組んで施工管理をする際も、1級建築士や1級施工管理技士だから仕事の内容を深く理解できるのです。
50年で蓄積された人間関係から、コンクリート打ち放しの技術に突出した職人さんや技術もセンスも素晴らしい左官屋さんなど、腕の良い職人さんたちを手配することもできます。神経質なほど丁寧な仕事のおかげで、デスクで朝を迎えることもありますがお客様の喜ばれるようすを見ると、自然とうれしくなってしまう。建築に関わることが好きで、真面目で、少々お人好し。そんなスタッフが集まった会社が正建アーキスタです。
わたしたちにできることは、どんなものでも、それを必要とする方のために満足していただけるものを造ること。
「一生お付き合いできる会社」でありたい、正建アーキスタは常にそう思っています。